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  1. 時間術・タイムマネジメント

『知的生産術』で最短の時間で最大の効果を

こんにちは。藤江です。

時間は有限ですよね。

だからこそ、時間の使い方、時間の中身は大事です。

時間の使い方といえば、生産性を上げることが課題になってくると思います。

今回は時間や生産性について。

 

Twitterでも「2019年に読んだ本ベスト10」「今年の10冊」などでいろいろな人に取り上げられている『知的生産術』という本を紹介します。

この記事の引用は全てこの本からです。

イノベーションは、そもそも「サボりたい」という気持ちから生まれます。

もしあなたが「サボりたい」と思ったことがあるなら、今回紹介する本が役に立つかもしれません。

生産性アップ=成長

生産性を上げたかったら、生産性を定義することから。

社会人経験がある人なら、生産性について考えたり、意識したりしたことがあると思います。

生産性を上げようとすると、努力しなくては・・・、大変そう・・・と感じてしまうかもしれませんが、一歩踏み込んで「成長」まで含めて考えると前向きな気持ちで取り組めそうです。

生産性を上げるとは、

  • 「同じ仕事をより短い時間でこなすこと」
  • 「同じ時間でたくさんの量をこなすこと」
  • 「同じ時間で仕事の質を高めること」

であり、それはすなわち、人が「成長すること」を意味しています。

同じ時間で前よりもたくさんのことができるようになると、「成長したかも」と感じられると思いますが、そこまで含めて生産性アップと認識すると自分を成長させるためには、生産性がカギを握っていることもわかります。

工場モデル人間

会社や組織の中で、言われたことをこなすだけの人がいますよね。

みんなと違う発言や意見はするだけムダで、言っても意味がないという環境もあるかもしれません。

工場モデルでは、独自の意見を述べる人材はともすれば疎(うと)んじられます。「何の疑問も持たずに、与えられた仕事を黙々とこなす人材」「従順で、素直で、協調性の高い人材」が重宝されました。

 

私は日本の古代史が好きで古代を中心に歴史の勉強をしているのですが、日本の敗戦は教育や経済にとても大きな影響を与えていると知りました。

戦後、GHQにとって都合のいい人、従順な人が評価され、意見する人は出世できず。

GHQが去った後も企業でも同じくアメリカの言う通りを目指し、言われたことだけをやる人が重宝される傾向があったかと思います。

 

しかし、今は違います。今のサービス産業モデルで求められるのは、自分の頭で考え、新しいアイデアを生み出せる人です。

製造業のような工場モデルと、発想力を競うサービス産業モデルとでは、働き方も、求められる人材もまったく違うのです。

 

これは勤めている(勤めていた)会社が工場モデルかサービス産業モデルか、ということもありますが、発想力を競うサービス産業モデルの会社でもあなたが長時間単純作業をするような仕事にしか就いたことがないとしたら、それは工場モデルのマインドと経験が染みついてしまっています。

 

こういうタイプの人はどれだけ時間をかけても成長は厳しいですね・・・。

充実しているという意味ではなく、前進していないという意味で「時間が足りない」と感じている人は、工場モデル人間になっているのかもしれません。

記憶力アップのコツ

次は記憶力について。

わからないことがあればスマホでササっと調べられますが、記憶力が良いことに越したことはないですよね。

同じことを毎回調べていては、いくら時間があっても足りません。

時短術としても、記憶力アップは効果あり。

 

記憶力というと一生懸命覚えることだと思ってしまいますが、「思い出すこと」なんですね。

言われてみたら何てことないですが、けっこうこれは重要ポイントだと思います。

「記憶力」は、詰め込むもの、覚えるもの、入力するものではなく、出力しないと鍛えられないそうです。

つまり、インプットよりアウトプットです。

インプットした情報を、意識の部分で取り出すには、マザータング(母国語)に直してアウトプットすることです。

 

思い出すために誰かに話せるといいですが、相手がいることは自分の都合でいきません。

そこで、ブログが役に立ちます。

思い出す行為をしながら、自分の言葉でアウトプット。

ブログを書くことで自分の記憶力のためにもなりますね。

優先順位ではなく先着順

個人ビジネスをしている人はもちろん、会社勤めをしている人も、仕事で優先順位を立てていると思います。

優先順位は、緊急度と重要度から考えると思いますが、今回の本で出口さんは先着順を原則にする、と言っています。

 

時間内に仕事を終わらせることが前提の話ですが、個人ビジネスでも時間内、期限内で終わらせることを前提に先着順の考え方は大いにありですね。

一般社会でいえば、かぎりある時間の中でいくつもの仕事を抱えているわけですから、先着順ほど合理的でわかりやすい方法はありません。

(略)

どの仕事も、等しく大切です。

だとすれば、もちろん例外はあるでしょうが、先着順という発想を守って「先に来たものから順番に進行する」ほうが、仕事の生産性は上がると思うのです。

 

やることを一から洗い出して優先順位を立てることにエネルギーを使ってしまい、しばらく休憩・・・なんていうことを考えると、先着順は生産性アップに合理的です。

判断疲れ、決断疲れをしてしまうくらいなら、原則先着順というルールを決めてしまう方が自分のためにもなります。

 

ここで注意したいのは、目の前のことだけに追われる毎日にならないように、ですね。

中長期的なことにも取り組みながら、日々のことは先着順という方法もありますよね、という話です。

最後に

言われたことだけをやっている人間はダメだとか、記憶力は思い出すこととか、時間内で終わるなら優先順位より先着順とか、何となく知っていた人もいると思います。

でも、”何となく・・・”ではなく自分の中で明確にすることで、「これで本当にうまくいくの?」「これでいいの?」とムダなことを考えなくて済みますよね。

 

『知的生産術』では生産性の他、新しいアイデアを考える考え方、スピード仕事術、チームで仕事をしている人にはマネジメント、コミュニケーションについても紹介されています。

生産性を上げたい方、自分の時間の使い方を見直したい方はぜひ読んでみてくださいね。

私も実践中です。

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