こんにちは。藤江です。
こちらの記事でも書いているとおり『7つの習慣』という本は最強です。
いつ、どの部分を読んでも気づきがあります。
今回は、人間関係について。
誰もが良好な人間関係を築きたいと思っていると思います。
私ももちろん、そう思っています。
良好な人間関係を築くためには、どうしたらいいかというと・・・
自分を律し、自制することが、他者との良好な関係を築く土台になる。
『完訳7つの習慣 人格主義の回復』より引用
良好な人間関係というのは、相手に何かを求める前に、まず自分からなんですよね。
最近、人間関係がうまくいっていないなという人は、自分に矢印を向けて考えてみるといいかもしれません。
この記事に出てくる引用は全て、『完訳7つの習慣 人格主義の回復』からです。
*目次*
「自分が好き」はいいけれど
自分のことを好きではない人は、誰かを好きになれないと思います。
また、自分を大切にできない人は、誰かを大切にできないと思います。
ただ、最近の「ワタシは自分は好き」「ワタシは自分が大事」の主張には疑問です。
“自分が好き”というのは即席で表面的に思うものではなく、もっと深いものだと思うのですよね。
- ありのままで
- そのままで
- 克服しないで
- 自分に優しく
- 努力しないで
↓
自分、好き♡
ふむふむ。
ないものねだりをして、いつも欠乏感や劣等感に押しつぶされそうになるよりは「自分、好き♡」の方がいいような気がしますが、自分を好きだという前に大事なことを忘れていませんか?と思うのです。
自分を好きにならなくては他者を好きにはなれない、と言う人もいる。たしかに一理あると思う。しかしまず自分自身を知り、自分を律し、コントロールできなければ、自分を好きになることはとても難しい。
そうなんですよね。
「自分自身を知り」「自分を律し」「コントロールできる」そして、「自分が好き」という順番です。
自分を好きだという言う前に、やることがあるんですよね。
自分自身を知り、自分を律し、コントロールできなければ、自分を好きになることはとても難しい。
- 自分自身を知ること
- 自分を律すること
- 自分をコントロールできるようになること
↓
自分が好き
ですが、自分をコントロールできないのに「自分が好き」と言っている人がいたら、順番がおかしいのでは?
自分を知ることや自分を律すること、コントロールできることを飛ばして、自分が好きというのは、上記の引用の通り、”難しい”と感じます。
そんなことないですか?
自分を好きだと自分が言ったら、自分が好きなんだー!ですか?
自分を知らずに、自分を律することができず、コントロールできない人でも、「自分が好き」と言っている人もいますが、こういうことになっています。
好きになれたとしても短期間で消えてしまう上辺だけの思い込みにすぎない。
まさに、上辺だけ。表面的。
思い込みという表現は何ともストレートですが、言われてみればその通りだなと思います。
心底自分のことが好きなのではなく、もはや、思い込みです。
頼ってみるのもいいけれど
また、「頼ってもいい」「一人でがんばらなくていい」という一つの風潮にも疑問です。
確かに、何から何までたった一人でやる必要はありません。
でも、それはちょっとまちがえると、頼るつもりが依存になってしまったり、誰かに任せているつもりが放任になってしまったりします。
時々こういう人が語る人間関係論を見ると、大丈夫?と心配になってしまいます。
というのも・・・
本当の意味で自立した人間になる努力をせずに、人間関係のスキルだけを磨くのは愚かなことだ。
目指すべきは、誰かに頼ることではなく、一人でがんばらないことではなく、自立だからです。
(頼ってはいけないという話ではありません)
ただ、小手先のテクニックで人間関係を築くこともできてしまいます。
これである程度うまくいくことがあり、だから本人は勘違いし、周りは「何であの人に友達がいるの?」と思います(笑)
でも、人生がずっと平坦なわけではありません。
生きていたら、いろいろ起きますよね。
しかし、困難なことは必ず起こる。そうしたとき、すべての土台が崩れてしまい、保つことができなくなるだろう。
困難なことが起きたとき、試されます。
小手先のテクニックで人間関係を築いていたら、その土台は崩れていきます。
人間関係を築くときに大切なことは?
「どう在るかが大事」とよく言われますが、それは人間関係を築くときの話です。
読むだけで成長した気分になれるので自己啓発本が好きでしたが(笑)「どうあるかが大事」という話が一番腑に落ちたのが、『7つの習慣』でした。
人間関係を築くときにもっとも大切なのは、あなたが何を言うか、どう行動するかではない。あなたがどういう人間かということだ。
この言葉は本に線を引いてありますが、心に響いた文章の一つです。
自分がどういう人間か?ということ。
やはり、矢印は自分に向くんですよね。
良好な人間関係を築きたいと思ったら、自分が土台になります。
ところで、あなたは誰かに二面性を感じたことはありますか?
二面性の正体はこれです。
言葉や行動が、あなたの内面の中心(人格主義)からではなく、表面だけの人間関係のテクニック(個性主義)から生まれていたら、相手はすぐにその二面性を感じとる。
相手の人から二面性を感じたら、言葉や行動が表面のテクニックだということです。
SNSでどんなにイイコトを言っていても、周りに弟子みたいな人たちをたくさん引き連れていて人気者のように見えても、実際会って二面性を感じたら、小手先のテクニックということです。
世の中には、素敵なギャップを持った人もいますが、ギャップと二面性は似て非なるものです。
安易なテクニックだから人間関係が維持できない
SNSを使うとカンタンにたくさんの人とつながることができます。
すぐに会うことできますし、一緒に何かをすることもできます。
これはSNSのメリットですね。
ですが、メリットはデメリットでもあります。
カンタンにつながれるということはカンタンに離れられるということです。
誰もが素敵な出会いをしたいと思っていると思います。
そう思うなら、浅はかなテクニックで何とかしようと思わないことですね。
安易なテクニックでは、効果的な相互依存に必要な土台を築き維持することなど絶対にできないのである。
大事なのは土台です。
誰かに声をかけて自分のとなりに置いては、自ら人間関係を悪化させて離れられてしまい、自分の周りから一人減るたびに、また新たな誰かに声をかけて自分のとなりに置く。
そして、また人間関係をこじらせて周りから一人消え、二人消え、また新たな誰かに声をかける。
このような安易なテクニックでは、まともな人間関係は維持できないですね。
(私が言うまでもないですが)誰かのせいにしても、何の進歩もありません。
自分がどうあるか、です。
家族も、友人も、同僚も、お客さんも人間関係ですよね。
より良い関係を築くためにも、人間関係の悩みを解決するためにも、こちらの本はオススメです。