新たな選択をするときの「違和感」、どうしていますか?
一般的に「違和感=良くないもの」として避けた方がいいと言われますがが、現実は受け入れた方がいい違和感もあります。
ふわふわスピリチュアルの人や、現実に向き合わない女子は、たいがい違和感を避けることをススメています。
ただ、それは、違和感を避けるというより、嫌なことはやらないニュアンスが強い印象。
違和感を避け、心地よい選択をしつづけたら、幸せな世界待っているという夢物語を語っているようにしか聞こえないんですよね。
違和感=嫌なことを避けてきた結果が「今」で、もしその「今」に満足していないなら、違和感を受け入れる選択もありでは?という提案です。
違和感=今までと違う選択を受け入れる行動こそが、今までとは違う結果を生み出すことになります。
*目次*
違和感は2種類ある
違和感は2種類あります。避けるべき違和感と、受け入れた方がいい違和感です。
ざっくり言うと、あなたにとって悪い違和感と良い違和感です。
現状を変えたいと思うなら、受け入れた方がいい違和感があります。
心地よく快適なことが人を成長させるかというと、そうではないですよね?
むしろ、快適さが人をダメにすることもあります(笑)
なので、現状を変えるためにも、さらなる成長のためにも、違和感を受け入れることは一つの方法なのです。
では、2つの違和感のちがいは何でしょうか?
図にするとこういうイメージです。
土台に上に乗った違和感か?土台を侵略する違和感か?ということです。
図の土台は、あなたの土台のことで、人格や価値観となるものです。
受け入れた方がいい違和感は、土台の上に乗った違和感で、
避けるべき違和感は、土台に触れる違和感です。
避けるべき違和感とは?
まずは、避けるべき違和感ですが、これは、あなたの土台に食い込んでくることです。
当たり前ですが、自分の価値観に触れることは不快です。それが、何かのやり方だったら続きません。
例えば、「人」で考えてみます。
人に真剣に頼み事をしておきながら、平気で音信不通になる人。
モヤっとしますよね(笑)違和感です。
もしあなたの土台が「誠実に人間関係を築く」だったら、こういう人とは合いません。
距離を置いた方がいいでしょう。
次は「起業」で考えてみます。
「家族も大事にしながら、自分のスキルを活かして誰かの役に立ちたい」という土台があるとします。
その方法の一つに起業がありますが、どうしたらいいのかわからなくて、起業相談をしてアドバイスを受けたとします。
そのアドバイスが、家族を犠牲するものや自分のスキルとは関係ない内容だったら、違和感ですよね。
「内容は何でもいいので、1日3記事投稿しましょう」(そのブログは読者のためになるの・・・?)
「子どもの写真もブログに載せて、たくさんいいね!を集めましょう」(子どもを使うの・・・?)
「有名女性起業家のマインドのシェア会を開きましょう」(他人のマインドをシェアするの・・・?)
あなたの土台と合っていません。そのやり方はやめた方がいいでしょう。
受け入れた方がいい違和感
では、反対に受け入れた方がいい違和感は何でしょうか?
あなたの土台の上に乗る違和感です。
こちらも、例えば「人」で考えてみます。
自分が思ってもみなかったことを教えてくれる人。指摘してくれる人。
鋭いところを指摘されたとき、「!?」と反応しますよね。違和感でモヤっとすることもあるかもしれません。
ですが、その言葉の中身はどうでしょうか?
「言われてみたら、確かにそうだった」ということがありますよね。
その違和感は気づきとなって、行動のきっかけになって、行動によって変化があって、変化は成果になって、成長につながります。
次に、「起業」で考えてみます。
「家族も大事にしながら、自分のスキルを活かして誰かの役に立ちたい」という土台があるとします。
でも何をしたらいいのかわからないので、起業相談をしてアドバイスを受けたとします。
そうしたら、自分では考えてもみなかった「A」というスキルを商品にしたらどうか?とアドバイスを受けたとします。
(実際は、「A」だけでなく、掛け合わせることが必要です)
自分では考えたことがなかったので、最初はピンとこないかもしれません。
「それは、本当に商品になるのかな?」「お金をもらって提供できるのかな?」「自分にできるのかな?」と、未知の世界に一瞬不安になり、それが違和感として現れることがあります。
うまくいったらそれは成功体験となり、自分なりにうまくいかなくてもそれは経験になります。
この違和感を受け入れることで、次の展開が待っているということですね。
今まで経験したことがないことに取り組んでいたら、違和感の連続なんて当たり前です。
その違和感が自分の土台に触れるものなのか?そうでなければ、違和感は栄養だと思って、どんどん吸収していってしまいましょう。
起業の違和感のススメ
と、いうわけで、土台に食い込んできてあなたを荒らすような違和感でなければ、受け入れてみましょう、というお話でした。
最初は違和感に、ムカっときたり、イラっとしたり、受け入れるのに勇気がいるかもしれません。
ですが、それが自分の成長に直結して、自分の成長が誰かの役に立ったり、幸せにつながったらうれしくないですか?
ホッと安心できることも大事ですし、楽しいことも必要ですが、違和感という刺激を取り入れることで、広がる未来があります。