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  1. 起業・ビジネス

相談業の人へ「相談を受けるときの4つのステップ」

「相手の立場になって考えよう」とよく言いますが、言うほどカンタンではないですよね。

慣れれば慣れるほど、成功データがたまればたまるほど、歴を重ねれば重ねるほど、相手の立場になるどころか、自分の価値観というメガネを渡してくる人がいます。

もちろん、お客さんに対して、常に緊張感のある人はこうはなりませんが・・・

 

では、悩みを持った人があなたに「ぜひ相談に乗ってほしい」と来たときに、どうしたらいいでしょうか?

相談を受ける4つのステップ

悩みや問題を解決する立場として、どんなステップでどんなことを伝えていったらいいか?

4つのステップで紹介していきますね。

1.すべては自分の責任だと認識してもらう

クライアントさんに、すべては自分の責任だと認識してもらうところからスタートです。

うまくいくことも、うまくいかないことも。

「お金さえ払えば、あとは自動的にうまくいく♪」という考えの人は避けるということ。

 

「自動的にうまくいく」と思っているタイプは、あれもやりたくない、これもやりたくない、でも何とかしてー!と依存心の高い人です。

そういう人の力にはなれないことを、始めから伝えておいた方がいいです。

伝え方は、ブログやメルマガでもいいですし、事前説明会でも、お試し商品でも、それらのミックスでもいいと思います。

 

2.しっかりヒアリングする

次に、可能な限りヒアリングをしたいですね。

私はとにかくたくさんの質問をします。

質問の目的は2つあり、頭の中はのぞけないので教えてほしいということと、自分の考えに気がついてほしいということがあります。

 

質問をされることで、気がつくことってありますよね?

どんな角度から質問をされても結論が同じときは、「これは私の信念なんだな」と改めて気がつき、より強固なものになります。

それがその人のコアな部分に発展していくこともありますね。

 

また、複数の質問を受けることで、「Aと答えたけど、Bもありかも」と気がつき、視野が広がることもあります。

自分の中では明確な答えを持っていたつもりが、けっこうあやふやだったということもわかることがあります。

この、自分の内面からの気づきは、とても大きいものです。

 

その道のプロからであっても「あなたは絶対こうした方がいいですよ」「あなたは絶対こう思っているはず」と押しつけられたら、感情的な抵抗感もあると思いますし、戸惑いもありますよね。

でも、質問を投げかけられることで、ふわっとしていた考えが、内面からはっきりくっきりしていき、押しつけられることなく気づくことができます。

 

3.問題を2つにわける

今見えている表面的な問題と、それを引き起こしている本当の問題と2つにわけます。

例えば、「お腹が痛いんです」という人がいたとします。

今見えている表面的な問題は、腹痛です。

じっくりヒアリングした結果、「アイスの食べ過ぎ」が原因だとわかりました。

 

なぜ、アイスを食べ過ぎてしまうのか?ここを掘り下げていくと、さらなる問題が見えてきます。

(真夏の出来事として考えてください)

アイスの食べ過ぎは、エアコンが壊れてしまい、暑さに耐えられないからだったとします。

なので、腹痛を引き起こしているのはアイスで、さらにエアコンの故障とつながっていきます。

さらにエアコンの故障を掘り下げると、同じことが起きないようにすることもできます。

 

4.処方箋を1つとアドバイスを1つ渡す

表面的な問題の「腹痛」に対しては、腹痛が治る薬を出します。=処方箋

でも、これは一時的なもので、結局またアイスを食べ過ぎたらまた腹痛が起きます。

なので、腹痛~アイスの食べ過ぎ~エアコンの故障までを伝えて、エアコンの修理をアドバイスします。(または買い替えですね)=アドバイス

実際は、一度にもっとたくさんの悩みや相談を受けると思うので、各テーマに対して1つの処方箋と1つのアドバイスと考えてみてください。

 

ただ、多くの人は今すぐできる処方箋をたくさんほしがります。

薬を飲んで腹痛が治るなら、その薬がいっぱいほしいんです。

エアコンの修理は、時間もお金もかかるので、できれば後回しにしたいと思っています。(笑)

 

それをわかった上で、アドバイスも伝えていく必要があります。

腹痛の薬だけでは、根本解決にはつながらないので。

自分のための言葉がほしい

ここで紹介したことだけが正解ではないですし、いろいろなやり方があっていいと思います。

でも、これくらいは基本かな、と。

(ヒアリングのふりをして、自分の興味があることだけを聞いて、わーわーキャーキャー言っている人もいると聞いて)

ヒアリングをする気はないのは、論外ですが・・・

 

あなたのクライアントさんは、すでに決められた答えを聞くためにお金を払うのではないですよね?

自分のための言葉がほしくて、あなたにお金を払います。

 

「相手の立場になって考える」ことについて、軽く扱われている気がして、今回このような内容をまとめてみました。

相談を受けるときに、参考にしていただければと思います。

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