こんにちは。藤江です。
アイデアには、2つのスキルが必要です。「広げる力」と「まとめる力」です。
一般的にアイデアというと、広げる力を指していることが多いですね。
思いつくままに言ってみる、良さそうなことを提案してみるなど。
一方まとめる力は、実現させるためにアイデアを取捨選択して組み合わせていく力です。
おもしろいことが思い浮かぶのに、それ以上の進展がない人は広げる力はあってもまとめる力が弱いということになります。
せっかくのアイデア。出すだけ出して満足していてはもったいないですね。
とはいえ、アイデア実現のためのまとめる力にはこういうハードルがあります。
*目次*
アイデアをまとめるときのハードル
まとめるときにハードルになるのは、「こんなことをしてもウケないかもしれない…」「誰からも反応がなかったら損…」という負の感情です。
ニーズが細分化されている現代、ウケるかどうかは打ち出してみないとわからないです。
また、自分の思い通りにいかないと損した気分になる人がいますが、天才イチローも生涯打率は約3割です。
100発100中にならないのは当然で、一度や二度くらいの失敗(経験)は気にしていられません。
ということで、特別なテクニックよりその負の感情さえクリアできればアイデアをまとめられます。
<補足>
“まとめる力”はロジカルな部分を求められると思う人もいるかもしれないですが、あまり関係ないように個人的には思います。
アイデアを「広げて」「まとめる」のは難しい?
アイデアの広げることと、アイデアをまとめること。
一人で両方担当できればいいですが、人間得手不得手があるのでそうもいかないこともあると思います。
まとめるのはどうも苦手…というタイプの人は、まとめる力を持っている人とタッグを組むと発想力が最大限に生かされます。
アイデアを広げるのが苦手…というタイプの人は、いろいろなことをよく思いつく人とタッグを組むと行動力が最大限に発揮されます。
アイデア出しのミーティングが不毛な理由
アイデア出しのミーティング時間が無駄なのは、みんな広げる役割で、まとめる役割の人がいないからです。
あまりにも当たり前ですが、けっこうココが抜けている人が多いんですよね、ホントに。
ここ数年、年上の方たちからアイデアや意見を求められる場面がいくつかあり、その度に本気で考えてきたのですが、半日ミーティングしても何にも決まらないということがありました。
私より頭の良い人だったり、経歴がものすごく長かったりするのにどうして・・・?
中心人物がまとめ役をやってくれるかと思いきや、中心人物ほどアイデアを広げる役だったりします(ただ好きなことを言ってるだけのパターンもあり)。
アイデアと言うと、「誰もが驚くこと」「奇抜なこと」に価値があるように思えて、誰がすごいことを言うか選手権になっていることがありますが、目的からズレてますよね。そうじゃない・・・。
すごいアイデアが出ないから実現しないのではなく、広げてばかりだから実現しないのでは?
起業や副業をしている人は、いつもアイデアで溢れている人が多い印象です。
アイデアを広げるのは早々にして、カタチにするためにまとめて、具体的なステップに進むことをおすすめします。