こんにちは。藤江です。
騙す人がいて、騙される人がいる。
騙す人を見分けるのは簡単ではないですが、参考になりそうな話があったので共有したいと思います。
*目次*
話の展開からわかる騙しの6段階
騙す人が、たった一つの何かで見分けられたらいいのですが、そうもいきません。
ですが、話の展開からわかることがあるようです。
人を騙すとき、次の6段階で行われます。(納得する方も多いのでは)
①甘い話で欲望、刺激を与え、利益を目の前にぶら下げる。
②権威や集団心理、共同体意識を利用する。
③理屈、理論よりも感情、雰囲気に訴える。
④「おだて」「すかし」「脅し」「泣き落とし」「突き放し」などあらゆる手段を用いる。
⑤答えを出させるのに時間的余裕をなくし、切迫感を駆り立てる。
⑥不安感、危機感をあおり、”その場”での同意決定を求める。
この流れで話が展開されていたら、騙そうとしている?と疑って良さそうです。
子宮系やキラキラ女子系や、キラキラ起業塾系が浮かんできます。。。
「がんばらなくてもザクザク」「自分に甘くても理想の世界にいける」という利益を目の前にぶら下げるところからスタートして、みんなもやっているという集団心理を巧みに利用して、感情に訴える。(感情にばかりフォーカス)
そして、おだててみたり、これをしなければ損!と思い込ませてみたりして、時間的余裕をなくし不安感を煽る。
6段階は、言われてみないと気がつかなそうです。
なんて、なめらかなストーリー。
というか、6段階もあるのですね。
何でもかんでも詐欺ではない
ただ、注意したいこともあります。
話の展開の6段階から、人を騙そうとしているのか、疑うことはできますが、どれか一つ当てはまるから全て騙し、詐欺だとは言えません。
例えば、
①甘い話で欲望、刺激を与え、利益を目の前にぶら下げる。
「利益を目の前にぶら下げる」という表現はイメージが良くないですが・・・
いつも厳しい話が多い人が、甘い話をすることもあります。
その瞬間、「詐欺だ!」とはなりませんよね。
甘い話の次の展開に耳を澄ましてみてください。
また、
⑤答えを出させるのに時間的余裕をなくし、切迫感を駆り立てる。
これも誤解されていることがあるのかなと感じるのですが、答えを早く出させることは悪いことではありません。
人間「いつでもいいこと」はやりませんし、そのときに決意できなければ、それまでのことだった言えることもあります。
回答に期限があるからといって、これは詐欺だ!とは決めつけないでほしいなと思います。
部分だけ見て判断するのはちょっと待って、ということですね。
だからといって、全体像をつかむことは容易ではないですが、一連の流れは抑えておきたいところです。
ただ、「答えを早く!(せかせかっ)」「今すぐ決めて!(早く!早く!)」と迫ってくる人は、気を付けた方がいいでしょうね。
騙されない!が騙されるから
私は子どものころから、騙される人の心の動きに興味があります。
父の本棚に新興宗教に関する本があり、それを読んだことがきっかけかもしれませんが、はっきりといつからとは覚えていません。(そこから、宗教やねずみ講、マルチ商法の仕組みやそれにハマる人たちに興味を持ちました)
そのときから、「私は騙されないぞ」と思ってきましたが、「”私は騙されない”と思っている人が騙される」と夫に指摘され、今では“私は騙されるかも”と思いながら生きています(笑)
なので、この記事を書きながらも他人事ではなく、けっこう自分事だったりもします。
だいたい頭の中ではいつも、2つの点を行ったり来たりしているのですが、この場合、
騙さない! ←→ 騙されるかも?
を行ったり来たりしています。
騙しの6段階を歩いている真っただ中の人には、この話をしてもおそらく通じません。(騙す方も、騙されている方も)
なので、活用法としては、同じことを繰り返さないための過去の振り返り、また、もしあなたが相談を受けることがあったら、この6段階に当てはまるのか?どの段階にいるのか?を確認するために使っていただければと思います。
繰り返しますが、この6段階の真っただ中にいる人は、騙されていると気がつきません。
あなたに相談するとき、騙されているかも?というより、人間関係やお金、健康などよくあるお悩み相談として、言われると思います。
最後に、「話の展開からわかる騙しの6段階」をもう一度紹介します。
①甘い話で欲望、刺激を与え、利益を目の前にぶら下げる。
②権威や集団心理、共同体意識を利用する。
③理屈、理論よりも感情、雰囲気に訴える。
④「おだて」「すかし」「脅し」「泣き落とし」「突き放し」などあらゆる手段を用いる。
⑤答えを出させるのに時間的余裕をなくし、切迫感を駆り立てる。
⑥不安感、危機感をあおり、”その場”での同意決定を求める。
こちらの本を参考にしました。
ちょっと古い本ですが、今でも十分に学べるところがあります。