こんにちは。藤江です。
意識を変えることは大事です。
意識が変わると同じものでもちがって見えてくるので。
ただ、意識が変わって灰色のものが赤く見えたからといって、現実は特に変わらないですよね。
それが現実です。
読書と花瓶とニンジン
例えば、読書。
インプットとして本を読んでいた人が、「読書はアウトプットのためのもの」という意識になったら、読み方が変わりますよね。
線を引くようになったとか、メモをとるようになったとか。
でも読み方が変わっただけでは、現実は変わっていません。
この場合、アウトプットしてこそです。
例えば、その2。
昨日まではただのガラスのかたまりでも、「これは花瓶として使えます」と言われたら、今日から花瓶に見えます。
ですが、ガラスのかたまりが花瓶に見えても、そこにお花を生けなければ、今まで通り、ガラスのかたまりと同じです。
例えば、その3。
「野菜は皮こそ栄養があるので食べましょう」と言われたら、昨日まで捨てていたニンジンの皮が今日からは食材です。
意識ひとつで見え方は変わってきます。
でも、ゴミとして捨てていたニンジンの皮も、食べなければ栄養になりません。
意識が変わっただけでは、現実は変わりません。
いいことを聞いた!素晴らしい視点だ!参考にしたい!と思っても、そのままでは何も変わらないのです。
意識が変わった=気分が良くなった?
「意識が変わった=気分が良くなった」になっていませんか?
たいして変わらないように見えますが、このちょっとしたことで後々ちがってきます。
新たな視点を手に入れたり、自分に喝を入れたりするために意識を変えようと、ネットの情報や本を探しているとします。
でもそれがいつの間にか、気分が良くなる方法探しにすり替わっていたら・・・?
「自分を否定しない」「ワタシが心地いいと思うことをする」とブログやSNSで見かけることがありますが、自分を甘やかしてるようにしか見えないですよね。
意識を変えるつもりが、気分を良くすることに変わってしまっています。
気分を良くすることが悪いのではなく、目的が変わっていませんか?ということと、甘い方に流れていませんか?ということです。
現実を変えるためには?
意識を変えただけでは現実は変わらないです。
実際はちょっと気分が変わっただけで、時間だけが過ぎていきます。
3年5年なんてあっという間のレベル。
では現実を変えるためにはどうしたらいいかというと、
- 目的をはっきりさせること
- 即、アウトプットをすること
です。
上の読書を例にしてみると、
- 目的:読書はインプットではなく、アウトプットのため
- アウトプット:本の要点と感想をまとめてブログで発信
ですね。
その本の要点が、日々自分に取り入れられることだったら、それをすることで、今までとはちがう何かが得られます。(成功も失敗も含めて)
また、そのブログを読んだ人が、あなたの紹介した本を買う行動をしてくれたら、あなたは誰かを動かす文章を書けるようになったということです。
それから、すでにその本を読んだことがある読者が、「この本を読む人のメルマガなら読んでみたい」とメルマガ登録につながることもあるかもしれません。
ここで大事なのは、100人中100人が驚くようなすごいことをやろうとするのではなく、今すぐできる一つことに取り組むことですね。
別人にはなれない
現実を変えるってどういうイメージがありますか?
私は、別人になるくらいのイメージがありました。
でも、何に取り組んでも、どれだけ取り組んでも、別人になることはないんですよね(笑)
誰かにはなれないですし、別人になる必要もないんだなと気がつきました。
一つずつ(時には一つずつを同時進行させて)、前に進むことで結果的に変わっているんだなと。
モンモンとしている主婦がいるとして、「こんな日常はイヤだ!」とネットの向こうにいる華やかな人に憧れたとします。
「あぁ、あんな風に別人になりたいなぁ・・・」
その人の本を買ったり、セミナーに足を運んだり、その人と同じものを買ったりして、お金を使えば一足飛びに憧れが手に入るというのは幻想です。
そういう幻想を抱く人は、楽してカンタンにできそうだと勘違いしています。
なので、憧れていた人物像になれないことで、嫌悪感や怒りの矛先が外に向かうか、結局自分なんてダメなんだと内に向かうか、どちらにしても負の感情が生まれます。
変わりたいと思ったとき、それは”良い方向に進みたい”ということですよね。
でも、前に進めていないどころか、後戻りしてしまっていることも。
やり直しがきくならそこから方向転換してやり直せばいいだけの話ですが、できれば常に後戻りしているのは避けたいですよね。
現実を変えたいと思ったら、意識を変えるだけではダメなこと、現実を変えるためには2つのポイントがあることを知って、実行に移してみてくださいね。