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  1. コミュニティ・チーム論

コミュニティ運営に大事な「感謝」の順番

こんにちは。藤江です。

私は歴史のコミュニティを運営しています。

6年目。

重鎮の多い業界なので6年目くらいではひよっこですが、短くない時間だなぁとも思います。

私は主宰者・主催者ですが、役割はコミュニティを良い形で継続していくことで、To Do的なやることはたくさんありますが、おさえるべきことはそんなにたくさんないものだと思っています。

今回は数少ないおさえるべきことの一つ、感謝について。

感謝は”ありがとうを言うこと”ではない

子どもには「ありがとう」「ごめんなさい」の重要性を教えるのに、何で大人になるとできない人が出てくるのでしょうね?

感謝を表面的にしか見ていないのでしょう。「ありがとう」を「言う」こととしか捉えていないのだと思います。

これは言葉で説明して「はい、こういうことです」ではなく、自分が経験しているかどうかなんだという結論に達しました。

経験というのは、感謝されたことがあるかどうか。またそれを自分がキャッチしているかどうか。

「ありがとう」と言っているかどうか、ではなく。

 

感謝されてそれを受け取ると、カタチとしての表現の仕方、言葉としての表現の仕方、タイミングなど、こうしてもらうとうれしいというのがわかりますよね。

いろいろなうれしいを体験する中で、感謝のカタチはひとつじゃないことにも気づきます。

 

「ありがとう」と伝えるのはもちろん大事です。言わなくて良いという話ではありません。

でも、言えばいいということではない。

 

感謝されたことがない人はいないと思いますが、文字で「ありがとう✨」みたいな感謝しかされたことがなければ、自分もそれしかできないんですよね。

経験がないことはできないですから。

そう考えると、「ありがとう」を言える人を目指すより、感謝されるためにはどうしたらいいのか?もっと言うと喜んでもらうためにはどうしたらいいか?そちらにフォーカスしていった方が良さそうです。

ちなみに、誰でも彼でも良い顔をすることではなく、また出会った人全てに感謝してもらおうと思うと無理があるので、自分の人間関係をよく考えた上で。

間違った感謝の順番

SNSで日々よく見かける感謝。

私もコミュニティで思っていた以上に充実した時間を作れて、ヤッター!!と思う時、ネットで世界に向かって感謝を叫びたくなります。

「みんな、ありがとうーー!!!」みたいな(笑)

 

でもふと思うのです。

ありがとうをまず伝えるべきは誰なのか?

またその順番は合ってるのか?

 

あーあの人、感謝を使ってSNSで自分アピールに必死だなーって、みんな見てますからね。

SNSでの感謝アピールが止まらない人は、何か闇を抱えてるんだと思います。

タスクと重要ポイントは別物

冒頭でも触れましたが、小さなコミュニティ運営でおさえるべきことは、そんなに多くないです。

Webサイトを更新したり、SNSを投稿したり、メルマガを配信したり、お問い合わせ対応したり、やることはたくさんありますが、タスクとおさえるべき重要ポイントは別です。

コミュニティ運営は継続が前提になるので、継続的な運営のために利益を出すことも大事なことです。

ただ、利益だけに走って形式的な感謝しかしなくなると、大事な人たちは離れていくと思います。

形式的な感謝は、もはや感謝してないのと同じですけどね。

参加者の人たちも協力者という視点

器用な人は運営を何でも一人でできてしまうかもしれません。

ただ、コミュニティ運営は参加者の方も協力者です。

そう考えると、ひとりで運営しているなんて驕りだと思うんですよね。

参加者の一人ひとりの方の雰囲気で、その時間の雰囲気が決まります。

余談ですが、強烈なキャラクターの人が一人いるだけで、いつもの雰囲気はガラリと変わります。

お金を払ってくれる人はお客様であると同時に協力者です。

「お金を払ってくれてありがとうございます」だけでなく、「協力もしていただきありがとうございます」なのだと思います。

 

コミュニティは幸せの条件の一つ。

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