個人事業主向けにソフトを比較した結果、freee(フリー)が使いやすいという結論になりました。
〈比較した会計ソフト〉
・freee(フリー)
・マネーフォワード
・弥生会計
この記事を読んでいる方は、会計ソフトはどれがいいのかなと調べているところだと思います。
私も以前いろいろ調べて、マネーフォワードを使っていたのですが、ひょんなことから弥生会計とfreee(フリー)も操作してみることに。
その結果、freeeに落ち着きました。freeeだけが優れているのではなく、その人の知識や経験によって合うソフトが違い、私はfreeeが合っていました。
私のプロフィールは、「簿記の資格なし」「民間の会計の資格あり(誰でも取得できるレベル)」という感じです。
あなたに合った会計ソフトを探すために、この記事が少しでもお役に立てるとうれしいです。
*目次*
あなたはどの会計ソフトが合っている?
個人事業主で会計ソフトを利用する人も、いろいろな経歴の方がいると思います。自分で実際に入力してみて、また他の方の評価や感想も参考にしながら、タイプ別で●●な人をまとめました。
・経理の実務経験が数年以上ある人→弥生会計が合っている
・簿記の基礎知識を理解している人→マネーフォワードが合っている
・上記以外の人/直感で操作したい人→freee(フリー)が合っている
それぞれ見ていきます。
経理の実務経験がある
(小さい会社の経理でも)実務経験が数年以上あれば、弥生会計の導入がスムーズだと思います。
弥生会計はメジャーなので聞いたことがある人も多いですよね。知名度の高さから検討中の人もいるのでは?弥生シリーズのルーツはなんと1987年~始まっていて、30年以上の老舗ブランド。知名度が高いはずです。
経理の実務経験がほとんどないけれど弥生会計を検討中の人は、基礎知識を教えてくれて、その後入力のサポートをしてくれる人が側にいれば可能だと思います。
あらゆるケースの仕分けを理解しようとすると大変ですが、自分の取引に関わる入力さえわかればいいので。
個人事業主で弥生会計を使いこなせたら強いなーと思います。
簿記の知識を理解している
マネーフォワードは「借方」「貸方」という言葉が出てくるので、簿記の基礎知識を理解している人、簿記の資格がある人に合っていると思います。
また、マネーフォワードの家計簿アプリをすでに利用している人は同じ会社という使いやすさもあると思います。
細かいところですが、各種数値のグラフはfreeeより見やすいと思いました。
経理の実務経験や資格がない
freeeは、経理の実務経験がなく、簿記の資格や勉強もしたことがない人で、直感的に操作したい人に合っています。さらに、入力にあまり時間をかけたくない人ですね。
入力の事務作業は個人事業主の必須業務でありながら、それ自体は利益を生み出しません。なので、効率的なことに越したことはないです。直感的に操作できれば入力作業の時短にもつながりますね。
会計ソフトにはクラウド型とインストール型がある
まだすぐに会計ソフトを決められない人に、また別の視点から。
会計ソフトには、クラウド型とインストール型があります。両方使った結果、特にこだわりがなければクラウド型をおすすめします。
- クラウド型:オンラインで使用する
- インストール型:PCにダウンロードして使用する
クラウド型はバージョンアップされた場合すぐに反映されますし、スマホアプリでも入力作業ができるので、PC作業が苦手な人にも合っていると思います。インストール不要なので、慣れないソフトのインストール後のややこしい設定で疲れてしまうことが多い人は負担軽減にもなりますね。
私は弥生会計のインストール型を使用したことがありますが、インストール後のセットアップ作業に少し時間がかかってしまいました。
またその後の入力作業も、セルの動き方や「保存」「登録」の概念にも慣れなかったのが正直なところです…。
クラウド型のメリットをまとめます。
- インストール不要
- 常に最新バージョンが利用できる
- スマホアプリで入力作業ができる
- パソコンを替えてもデータ引き継ぎ不要
クラウド型はオンラインで使用するので、インターネットが繋がっている環境が必要です。
インストール型は上記の逆です。
オンラインツールをよく使用する人は、メリットをよりイメージしやすいと思います。
会計ソフトの料金はいくら?
2~3ヶ月起業して終わりではないと思うので、継続して使用することを想定して1年で比較してみます。
※会計ソフトによって詳細は異なります
- やよいの青色申告 オンライン:セルフプラン初年度無料 次年度8,000円(税抜)
- やよいの青色申告 オンライン:ベーシックプラン初年度6,000円 次年度12,000円(税抜)
※やよいの初年度無償キャンペーンは2021年3月15日(月)までのお申し込み分
- マネーフォワード クラウド確定申告:パーソナルミニ年額9,600円(税抜)
- マネーフォワード クラウド確定申告:パーソナル年額11,760円(税抜)
- 無料から使える会計ソフト「freee(フリー)」:スタータープラン年間11,760円(税抜)
- 無料から使える会計ソフト「freee(フリー)」:スタンダードプラン年間23,760円(税抜)
-2021年1月現在-
キャンペーンをうまく活用できると初年度の費用は抑えられそうですね。
各社1万円前後~のラインナップです。ここでは年払いでの料金を紹介しましたが、月額払いもできるので一括で契約するのは抵抗がある方は、最初は月額払いでもいいかもしれません。
会計ソフトの乗り換えはメンドウ?入力操作を確認してから導入を
仮に後々会計ソフトを乗り換えても、移行があるソフトにすればデータ移行もできますが、けっこうメンドウです。(個人の感想)
ネットの評判を鵜呑みにすることはないですが、結果的に会計ソフトはネットの声の通りだったな~という印象です。
これは超個人的な感想ですが、freeeは操作画面をなるべくすっきり、明るく見せているように感じます。操作画面の背景で白色を効果的に使用しているような(逆に青色を効果的に使用しているとも言えそう)。
重たさを感じにくい配色と、クリックボタンの言葉の表現にはこだわりを感じます。
実務経験者や専門用語を理解している人からすると、freeeには物足りなさを感じることもあるようですが、利用者にとって利用しやすいのは何よりですよね。
弥生会計もマネーフォワードもfreeeも、無料でお試しできます。