こんにちは。藤江です。
SNSをのぞいてみると、そこにはいろいろな人の悩みや葛藤がありますね。
いつも同じことで悩んでいる人を見て思うのは、「それ、逆じゃない?」ということ。
迷走コースをあえて選んでいるように見えてしまいます。
*目次*
悩みが複雑化する理由
時間の経過とともに悩みがどんどん膨らんで複雑になっていく理由のひとつは、「逆のアプローチをしてしまっている」ということがあります。
本当なら次のアプローチが正解です。(と私は考えています)
- 感情的な現状打破は自分の内面にアプローチして答えを出す
- 具体的な解決策は自分の外側にアプローチして答えを出す
悩みを複雑化させている人はこれが逆です。
- 感情的な現状打破を外側に求める
- 具体的な解決策を自分の内面に探す
具体的な解決策を自分が持っていたらとっくに解決してるんですよね。
解決していない時点で、内側に答えがないんです。
それを探しても仕方ないということですね。(一生、見つからない・・・)
それ以上にやっかいなのが、感情的な現状打破を外側に求めることです。
依存の始まり
感情的に整理がつかず、「んもぉ、なんとかしたい・・・!」と思ったとき。
例えば、苦しい現状があったとします。
それを脱したいと思うとき、見つめるべきは自分の内面であり感情です。
物理的に首を絞められているわけではないのに、苦しいとしたら、それは自分の感情ですよね。
苦しく感じるとき、「誰か何とかしてー!」と外側に求めてしまうのもわからなくないですが、外側に何かを求めても出来事として何も進展はありません。
それは、誰にも相談してはいけないのではなく、相談相手に感情を何とかしてもらおうと求めるのは違いますよ、ということですね。
誰かに、何かに、何とかしてもらおうと、感情の部分を外に外に求めると依存が始まります。
もし、誰かに、または何かに、何とかしてもらえなかったら、それを悪者にしてまた別の人やモノを求めてさまようという・・・。
どれだけ求めてもそこには答えがないので迷走しますし、悩みがさらにややこしくなります。
「最初の悩みって何だった??」みたいな。
悩み解決の方法
悩みをなるべく早く、良い形で解決する方法は次のとおりです。
- 感情的な現状打破は自分の内面にアプローチする
- 具体的な解決策は外側にアプローチする
順番は自分の内面→解決策を外側に、です。
感情的に脱していないのに、外側に解決策を探しに行っても、最終的に負の感情がジャマをしてうまくいかないので、順番も大事です。
ここで注意したいのは、うずまく感情から脱した場合に、「気持ちの整理がついたから、そのうち解決策の良いアイデアが降ってくるはず!」という自分ひとりで何とかなると幻想を抱くこと。
自分の中に答えがないので、どれだけ待っても降ってきません。
(ちなみにお金をかけるべきは「外側にある具体的な解決策」です)
「答えは自分の中にある」のトラップ
「答えは自分の中にある」という言葉、聞いたことがあると思います。
言われたことがある人もいると思います。
その通り!であり、間違い・・・でもあります。
感情の答えは確かに自分の中にあります。でも解決策の答えはありません。
何かのアドバイザーは言うと思います。
「答えはあなたの中にあります」
真面目な人は考えると思うんですよね。
「じゃあ、どうすればいいんだろう?」
感情の答えはたしかにあなたの中にあります。
でも、感情に向きあったら解決策がわかって答えが出ると思っていると、いつまで経っても具体的な何かが見えないので、不安になったりさらに迷ったり、ぐるぐる・・・。
感情に向き合うことと、解決策を得ることは別物です。
切り離せていない人、いませんか?
もう繰り返さないために
思い悩んでいるときや弱っているときは、ぐーっと入り込んでしまうんですよね。
自分以外の誰かや何かに求めたり、反対に自分の殻に閉じこもって見つからない答えを探したり。
悩んでいる状態からいつまでも脱せないときや、いつも同じことを繰り返している人は、答えを見つける場所が逆になっているのかもしれません。
正しくは、
- 感情的な現状打破は自分の内面にアプローチする
- 具体的な解決策は外側にアプローチする
です。
<補足>
実際、この境界線はもっとあいまいなものだと思います。
内面の感情的なものがある程度落ち着いて、外側にある解決策を得ることで、さらに気持ち的に整理がつく、といったことがあるということですね。
ただ、どちらにしても、「アプローチ先」と「順番」は意識しておきたいところです。